【司法書士先生の必需品ブログ 第23回】司法書士先生の仕事を支える印刷物 #1 登記識別情報の封筒は、ただの「入れ物」ではないと思っています

今回から、新しいシリーズを始めます。
テーマは、「司法書士先生の仕事を支える印刷物」です。
森の印刷屋では、12年以上にわたり、司法書士の先生方からさまざまな印刷物を
ご注文いただいてきました。
登記識別情報の封筒や表紙、透けにくい封筒、厚紙名刺、相続関係書類の表紙など。
普段何気なく使われているものですが、先生方のお話を聞いていると、
その一つひとつに「こうしたい」という理由があることが分かります。
そこで、このシリーズでは商品そのものを紹介するだけではなく、
なぜ、その印刷物が使われているのか。
先生方は、どんなことを考えて選ばれているのか。
そんなこともお伝えしていきたいと思います。
第1回は「登記識別情報の封筒」です。
🔳大切な権利に関する書類を入れる封筒
不動産の登記が完了し、登記識別情報などの大切な書類をお客様へお渡しする。
その際に使われるのが、登記識別情報の封筒です。
封筒というだけなら、市販のものでも書類を入れることはできます。
それでも、多くの司法書士の先生が専用の封筒を用意されています。
なぜなのでしょうか。
私たちは長く先生方とお付き合いする中で、その理由の一つは、
「大切な書類だから、きちんとした形でお客様へお渡ししたい」
という先生方の気持ちにあるのではないかと感じています。
🔳お客様にとっては、何度も経験することではありません
司法書士の先生にとって、不動産登記は日常の業務です。
しかし、お客様にとっては違います。
住宅や土地を購入する。
長年所有してきた不動産を売却する。
相続によって不動産を取得する。
人生の中で、そう何度も経験することではありません。
だからこそ、登記が終わり、先生から書類を受け取る瞬間も、
お客様にとっては一つの節目なのだと思います。
その時に手渡されるものが、登記識別情報の封筒です。
🔳決済の場では、先生以外の方の目にも触れます
以前「森の印刷屋の舞台裏」でもご紹介しましたが、不動産の決済の場には、お客様だけでなく、
銀行の担当者や不動産会社の方など、多くの方がいらっしゃいます。
そんな場面で、司法書士事務所の名前が入った封筒や表紙が目に触れることがあります。
ある先生から、
「待ち時間に名刺や封筒のデザインの話になることがあるんですよ」
と教えていただいたこともあります。
これは、私たちにとって少し意外なお話でした。
封筒は書類を入れるためのもの。そう考えていたからです。
でも実際には、先生の事務所名が入り、きれいに整えられた封筒もまた、
先生の仕事の一部として見られているのかもしれません。
🔳先生によって、選ばれるデザインは違います
森の印刷屋では、これまで本当にさまざまな登記識別情報の封筒を作らせていただきました。
重厚感のあるもの。
落ち着いた色合いのもの。
できるだけシンプルなもの。
少しやわらかな印象のもの。
華やかな色を取り入れたもの。
先生によって選ばれるデザインは違います。
それで良いのだと思います。
司法書士事務所にも、それぞれの雰囲気があります。
そして先生ご自身のお人柄も違います。
だから、「司法書士だから、このデザインでなければならない」
と決める必要はないと思っています。
先生が「これなら自分のお客様にお渡ししたい」と思えるものを選んでいただく。
それが一番大切なのではないでしょうか。
🔳デザインだけでなく、「見えないこと」も大切です
登記識別情報は、とても重要な情報です。
そのため、封筒には見た目だけではなく、中の書類が外から見えにくいことも求められます。
森の印刷屋でも、先生方からいただいたご要望をもとに、
透けにくさを考えた封筒をご用意するようになりました。
これも、最初から私たちが考えたものではありません。
実際に使われている先生方からの声が、商品づくりにつながったものです。
🔳「先生の名前が入る」ことにも意味があると思います
森の印刷屋では、登記識別情報の封筒に、事務所名や先生のお名前などを入れてお作りしています。
単に名前を印刷するだけなら、小さな違いかもしれません。
しかし、お客様が何年か経って書類を見返した時、
「この手続きをお願いしたのは、この先生だった」 と分かるものでもあります。
登記識別情報は、長く保管される書類です。
だからこそ、そこに先生の名前が残る意味は、決して小さくないと思っています。
🔳封筒一枚にも、先生の仕事が表れる
12年以上、司法書士の先生方の印刷物を作らせていただいて感じることがあります。
先生方が大切にされているのは、単に「きれいな封筒を作ること」ではありません。
大切な書類をきちんと守る。
お客様へ丁寧にお渡しする。
そして、長く安心して保管していただく。
そのための封筒なのだと思います。
私たちは、その中に少しだけ、
先生らしさや、仕事に対する丁寧さも表れている ように感じています。
登記識別情報の封筒は、ただの「入れ物」ではありません。
先生からお客様へ、大切な書類をお渡しする最後のところで使われる印刷物です。
だからこそ、森の印刷屋も一枚一枚を大切に作っていきたいと思っています。
次回は、封筒と一緒に使われることの多い、「登記識別情報の表紙」についてお話しします。
森の印刷屋